11月22日(木)、「平成30年度まちづくりコーディネーター育成講座」の第4回が交流施設ほんまるの家で開催されました。
第4回のテーマは「事業の効果的な広報・PRを考える」。
自分たちの活動やイベントを知ってもらうために必要な広報。今回は対象に合わせた広報の方法や、チラシデザインの基本を実践しながら学びました。
講師は、当センターの種坂奈保子です。
○伝えたい相手は誰?
そもそもなぜ広報をするのでしょうか?
イベントに来てほしい、活動に参加して欲しいなど様々な理由があると思います。
「みんなに来てほしい!見てほしい!伝えたい!」
という発信者側の一方的な想いだけでは、誰にも届いてないなんてことも…
そこで大切なことは“確実に伝えたい相手をイメージする”こと。
「年代・性別・どんな生活をしている人なのか」など、対象を具体的にイメージすることで広報の方針が決まり、対象に合わせた手段などが見えてきます。
やみくもにチラシをつくるのではなく、
“届けたい相手に合わせた広報”を考えることが大切です。
参加者のみなさんにも、自分の広報したいことについて考えていただきました。
「伝えたい相手はどんな人で、どのような媒体だと伝わるのか。」みなさん想像力を膨らませていました。
〇チラシづくりは準備が肝心
さて、“届けたい相手に合わせた広報”は、どうやってつくればいいのでしょうか。
チラシを作るぞ!と、いきなりパソコンに向かうのは実はNGです。
このチラシは、誰に、何を伝え、どう思ってほしいのか?
そのためにはどんな項目が必要か?
その項目が伝わるための優先順位は?
まずは、こうした“情報を整理する”ことがポイントです。
知らない人に何かを伝えることは難しいもの。
「何を伝えたら心を動かせるのか?」
相手が知りたい情報の順番を意識ながら整理をしていきます。
続いて、レイアウト案を描くワークを行いました。
思いつくだけたくさんのレイアウトを書き出すというこのワーク。
次々とレイアウトを描いていく人、頭を抱えながら描いている人とそれぞれでしたが、みなさん懸命にアイディアを絞り出していました。
ここで書き出したものの中から一番良いもの(目を引くもの・わかりやすい)を選び、いよいよA4の用紙にチラシを描いていきます。
みなさんワークシートに整理した内容と準備したチラシなどを参考に、イベント名やイラストの配置など、自分が広報したいものに合ったレイアウトを考えているようでした。
最後にはそれぞれが作成したチラシを共有する時間をもちました。
他の人のチラシのレイアウトやアイディアを見ることで、新しい発見や気づきがあったようです。
今回は、自分のやりたい事業や活動を伝えるための広報づくりのノウハウを、実際に伝えたい情報の整理やチラシ作成のワークを通して学びました。参加者の方からは、「デザイン・レイアウトの考え方がよくわかった。」「チラシづくりにすぐ活用したい。」という声をいただきました。ぜひ、今回の学びを活かして、相手に伝わるチラシづくり、広報活動をしてほしいですね。
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次回はいよいよ最終回。
第5回は12月13日(木)「チームで事業を評価する」です。
活動が「やっておわり」になっていませんか?次の活動をよりよくするためには、活動・事業に関わったみんなで評価・振り返りをすることが大切。チームで事業を評価・振り返る手法を学びます。
参加費については以下の通りです。
◎参加費 各回の参加… 1回1,000円
会場は、陸前高田市コミュニティホール小会議室です。
今からの参加も大歓迎ですので、どうぞお気軽に協働センターまでお問い合わせください。