1月20日(土)陸前高田市民文化会館にて“つくってあそぼう!凧づくり教室”を開催しました!
今回は、昨秋に完成した“みんなでつくったたかたの教科書”の発行記念企画第4弾として、子ども達に作って遊ぶ楽しさを体感してもらうことを目的に、探求の昔遊びページに掲載の凧づくりに挑戦しました。
今回は、教科書のインタビューにもご協力いただいた柴田表具店の柴田康宏さんと気仙沼凧の会の加藤斉克さんを講師に迎え、凧の作り方とあげ方のコツなどを優しく教えていただきました。
当日は気持ちのいい青空のもと、7組20名のご家族にご参加いただき、凧づくりと凧あげを楽しみました。
◆つくってみよう!ダイヤ凧
今回は作成したのは”ダイヤ凧”
初心者でもとても簡単で、よくあがります。
材料は、ポリ袋(または和紙)と竹ひご、凧糸としっぽ用のテープの4つ。
これらを組み立てて、オリジナルの凧を作りました。
作業① 好きな絵を描いてみよう!
今回はいくつかのキャラクターなどの下絵を準備し、好きな絵を選んで上手にペンでなぞりました🖊
個性が出たのは色塗り。それぞれ好きな色を使い、自分だけの凧を書きあげました。
作業② 竹ひごをテープで貼ってみよう!
自分でテープを切り、まっすぐになるように手で押さえて、竹ひごを十字に貼り付け。
びー、ぺたぺた。びー、ぺたぺた。
しっかりと貼り付けることが大切なんです。
難しいところは、パパやママに手伝ってもらいながら、一生懸命取り組みました。
作業③ 凧糸をつけよう!
もっとも重要な作業となる凧糸の取り付け。
横糸をつけて、揚げ糸をつけて・・・
糸を結ぶのに苦戦している子も多かったですが、大きいお兄ちゃんたちは講師のお二人に教えてもらいながら凧糸をつけていたようです。
最後は、しっぽ用テープをつけて完成!
出来上がった凧にみんなにっこりと満足気。
凧を見せ合いっこして、後半の凧揚げに期待を膨らませていましたよ(*^^*)
講師の加藤さんは「凧の作り方を覚えたら、一生遊んで暮らせるぞ!」と笑って子ども達にお話してくれました。
ぜひお家でも作ってみてほしいですね☆彡
◆みんなで凧あげをしよう!
後半は、高田松原運動公園に移動して凧あげ体験。
天気はとてもよかったのですが、この日に限って陸前高田市では珍しい微風・・・(笑)
凧があがるか心配でしたが、そんな心配は無用。
子どもは風の子。
子ども達はそんなことおかまいなしで公園を駆け回り、凧あげを楽しんでいました。
ある程度の高さまであがると、凧は風に乗ってどこまでも高くあがっていましたよ♪
また、柴田さんと加藤さんにはカラス凧や連凧をあげていただき、その迫力に大人も子どもも大喜びでした!
今回は、自分の作った凧を持ってみんなで記念撮影📷
本当にカラフルで素敵な凧が完成しましたよ~!
今回は「自分で作って遊ぶ」ことをテーマに、絵を描く、テープを貼る、凧糸を結ぶといった作る工程を体験。
難しいところもありましたが、子ども達は最後まで一生懸命取り組んでいました。
やっぱり自分で作ったものって、愛着がわきますよね!
中には、お家に帰ってからも凧あげで遊んだよ~という子もいるようです。
今は何でも完成したものが手に入る時代。
地域の方々にお話を聞くと、「昔はなんでもあるもので作って遊んでいたのよ」とおっしゃっていました。
山に行って竹を切り、布の切れ端を集め、時には親の目を盗みこっそりあずきを拝借…(笑)
作り方も近所のお兄ちゃんお姉ちゃんに教えてもらったり、見よう見まねで作っていたそうです。
そうやって自分で考えて作って遊んでいたからこそ、今でも作り方や遊び方を覚えているんですよね。
今回参加した子どもたちにも、覚えた凧の作り方をお友達に教えたり、将来自分の子どもに教えたりしてくれるといいなと思います(^^)
また、凧はとても奥深い遊び。
今回作ったダイヤ凧の他にもいろいろな凧があるので、ぜひ調べて作って遊んでみてくださいね!
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さて、11月から4回にわたって開催してきた「みんなでつくったたかたの教科書」の発行記念企画。
みなさんいかがだったでしたか?
参加いただいた方もそうでない方も、新たな発見やちょっとした懐かしさ、改めて地域の文化に触れる機会になったのではないでしょうか?
たかたの教科書は、”もっとたかたのことを知りたい!”と思っていただくきっかけの一冊。
手に取り、もし「あれ?これってなんだろう?」と思ったことがあればぜひ自分の手で掘り下げてみてください。
きっと新たなたかたの魅力に出会えますよ♪