【たかたをもっと知り隊】徹底調査!市内の「がんづき」食べ比べてみた!

たかたをもっと知り隊員:國友

岩手県民には非常になじみのある「がんづき」

岩手県県南地域を中心に県内全域で食べられており、県内の道の駅や産直などで販売されているのをよく見かけます。

基本的な材料は、小麦粉、砂糖(黒)、タンサンといたってシンプルですが、その味は千差万別。作った人の数だけ「がんづき」があると言っても過言ではありません。(いや、過言かもしれません…)

 

そんなみんな大好きな「がんづき」に、2023年10月から12月までJICAグローカルプログラムの実習生として協働センターに派遣されていた國友由紀子さんが興味を持ち、徹底調査してくれました!

市内で売られているがんづきを買い集め、食べて、比較。

私もあんなに眉間にしわを寄せて、がんづきを食べたのは初めてでした(笑)

今回はそれぞれ星5段階で数値化していますが、あくまで私たちの感想になりますので参考までにお楽しみください。

 

by 支援員 今川

 


◆がんづきの食べ比べ調査概要

今回比較した「がんづき」の条件は、

1. 陸前高田市内で製造されていること。

2. 陸前高田市内で販売されていること。

 

比較項目は次の3点。

1. 甘さ 【★(甘さ控えめ)~★★★★★(甘い)】

2 食感  【★(しっかり)~★★★★★(ふわふわ)】

3. 1切れの食べ応え 【★(軽め)~★★★★★(ずっしり)】

それぞれ上記の5段階で評価しました。

 

調査は複数人で行い、それぞれ項目を数値化し、その平均点をとる方法で実施しました。

※調査者は専門家ではないため、結果はあくまで参考までにご覧ください※

◆道の駅高田松原で販売◆

①菅野マサ子さんのがんづき

 〇コメント〇

生地は甘さ強めで、ややねっとり感があり。

黒ゴマとの相性も抜群。

② 菅野マサ子さんの黒がんづき

 〇コメント〇

下層は甘さが強めですが、上層はさっぱりとした甘さ。

生地はねっとり感が強めで食べ応え十分。


③菅原耕之さんのがんづき

〇コメント〇

しつこ過ぎない甘さに、フワフワな軽い食感。

大きいですが、ペロっと食べられます。

④菅原耕之さんのがんづき(りんご)

〇コメント〇
甘さは控えめですが、口に入れるとリンゴの風味が広がりさっぱりと食べられます。スポンジケーキのようなふわふわ感が特徴的。


◆川の駅よこたで販売◆

⑤石川英子さんの白がんづき

〇コメント〇

ねっとり感強めな生地の中、くるみの食感と風味がいいアクセントに。甘さも強め。

⑥石川英子さんのがんづき

〇コメント〇

最もスタンダードな味。生地はややねっとり感がありながら、ほどよい甘さで懐かしい味。


◆お店や工房で製造・販売◆

⑦工房めぐ海 ミニさつまいもがんづき

(販売場所:道の駅高田松原・マイヤ・イオンなど)

 〇コメント〇

甘さ控えめな生地が、さつまいもの甘露煮の甘さを際立たせます。

とてもバランスのよい1品。

⑧工房めぐ海 黒糖アン入りがんづき

(販売場所:道の駅高田松原・マイヤ・イオンなど)

 〇コメント〇

黒糖の甘さとあんこの味がベストマッチ。

生地はしっとり、フワフワ。 


⑨工房めぐ海 がんづき(クルミ)

(販売場所:道の駅高田松原・マイヤ・イオンなど)

〇コメント〇

甘さ控えめでしっとりフワフワな生地。

様々な大きさのクルミがいいアクセントに。 

⑩工房めぐ海 がんづき(みそ)

(販売場所:道の駅高田松原・マイヤ・イオンなど)

〇コメント〇

しっとりとフワフワが両立した生地。

みそは主張し過ぎず、一体感のある味です。


⑪(有)東海道 がんづき

(販売場所:東海道店舗・道の駅高田松原など)

 〇コメント〇

袋を開けた瞬間、甘い香りが広がります。生地はしっとり、後味さっぱり。

大きめのクルミがゴロゴロ入っています。

*季節によって白がんづきを作る事あるそうです! 


⑫木村屋 雁月(塩)

(販売場所:木村屋店舗)

 〇コメント〇

全体的にねっとり感のある生地。甘さは控えめでさっぱりとしたお味。ピーカンナッツがいいアクセントに。 

⑬木村屋 雁月(醤油)

(販売場所:木村屋店舗

 〇コメント〇

生地はねっとり感強め。

下層はゆべしに近い食感で、甘さは控えめ。


◆隊員のひとこと

食いしん坊の私は「陸前高田の美味しいものをたくさん食べたい!!」との思いから、市内のお店を巡り、スーパーなどで地元のものを探し、牡蠣などの新鮮な海産物、米崎りんご、北限のゆずを使用したスイーツ、なべやき、かまもち、マスカットサイダー、雪っこ、鹿肉、マンボウ、カニのふわふわ…など、期間中はいろいろなものをいただきました。

その中でも、1番気になったのが「がんづき」!

最初は少しいかつい名前にどんな食べ物か興味が湧きましたが、購入して食べてみると、初めて食べるのに黒糖の甘さにどこか懐かしさを感じ、心がホッコリ♡

また、地元の方から作っている人によって味が違うと教えて頂いてさらに興味が湧き、「初心者でも分かりやすい【がんづきガイドブック」があったら面白そう!」と、がんづき食べ比べ調査を始めることにしました♪

今回は13種類のがんづきを食べ比べ。陸前高田市内で10種類を超えるがんづきが製造・販売されていることにも驚きでしたが、その味の多彩さにもビックリしました!!

違いは味だけでなく、香り、生地の食感、トッピング、大きさ、食べた時の食べ応えなど、食べれば食べるほどがんづきの魅力にハマっていきました。

紹介した他にも、季節によってがんづきを製造・販売しているお店もあるそうなので、みなさんもぜひ色んながんづきを食べて、お気に入りを見つけてみてくださいね♪

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がんづきは、昔からたばこ(作業中のおやつ)として食べられていたことから、やはり各家庭の味”おらいのがんづき”があるようです。

「うちのがんづきはこれを入れているよ~」などがありましたら、ぜひ教えてくださいね(^^)/