ジョージア・いわて食のオンライン交流会

1月28日(火)ほんまるの家で「ジョージア・いわて食のオンライン交流会」を開催しました。

 

この企画は、JICAグローカルプログラムで2022年に陸前高田ほんまる株式会社で実習生として陸前高田で研修し、現在はジョージアに派遣活動中の太田裕子さんが企画。派遣先であるジョージアの国立コミュニティカレッジAISI調理コースの生徒たちから「日本の料理を一緒に作りたい!」と熱望を受けて開催に至りました。

太田さんは”みんなでつくったたかたの教科書”の制作にも関わっていただいており、今回はそのご縁で協働センターにお声をかけていただきました!

 

昨年7月にはジョージアの郷土料理を陸前高田の方々と一緒に作ったそうですが、今回は岩手・陸前高田の郷土料理「ひっつみ」をジョージアの方々と一緒に作り、交流を楽しみました🍳

 

◆ジョージアと陸前高田

みなさんはジョージアがどこにあるかご存じでしょうか?

ジョージアはヨーロッパの最東端に位置し、コーカサス山脈の雄大な自然に囲まれた国で、その広さは北海道よりもやや小さく、人口はおよそ370万人ほど。

ワインの発祥地として知られ、8000年以上のワイン醸造の伝統があります。

また、ハチャプリ(チーズパン)、シュクメルリ(にんにくクリーム煮込み)、ヒンカリ(肉汁たっぷりの餃子)といった郷土料理は、多くの人々に愛されています。

 

太田さん曰く、ジョージア(配属地の東部カヘティ州)と陸前高田は気候や産物に共通点があるそうで、そう言われるとなんだかとても身近に感じますよね。

交流会では、陸前高田の文化や食をジョージアの方々に紹介し、陸前高田の魅力や特徴についても知っていただく機会となりました。

◆一緒にひっつみを作ってみよう!

ひっつみは、小麦粉などを水で練り、食べやすい大きさにちぎって煮た汁物で、岩手県民にはとっても馴染みがありますよね。

当日は地元のお母さん方にご協力いただき、ジョージアの方々にひっつみをレクチャーしました🍳

 

今回は、ひっつみを練り、お鍋に入れる「ひっつむ」工程をメインに、一緒に調理を行いました。

パンをよく食べるジョージアの方々にとって、生地をこねる作業は慣れたもの。ひっつみの生地も手際よく、上手にこねていましたよ👍

「ひっつむ」作業は少し難しかったようですが、講師の吉田さんの真似をしながら、丁寧に生地をお鍋にちぎり入れていました。

また、ジョージアの現場では太田さんが昆布やかつお節など、日本のお出汁について説明。生徒たちは興味津々に匂いを嗅いだり、味見をしたりして、日本の食文化に触れていたようです。

 

その様子を地元のお母さん方と「日本食に興味を持ってもらえて嬉しいね」と微笑ましく眺めていました😊 

途中ちょっとしたハプニングもありましたが、なんとか時間内に「ひっつみ」が完成!

ジョージアのみなさんと一緒に「いただきます」をして、ひっつみを試食しました🍴

ひっつみを口にした生徒たちがグッドサインで「おいしい!」と伝えてくれて、とても嬉しい気持ちになりました。

 

もちろん、陸前高田のお母さん方の作ったひっつみも最高においしかったですよ~♪


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今回の交流会は、センターにとって初めてのオンライン料理教室、そして初めての国際交流と初めて尽くしの挑戦となりましたが、予定通りにいかない部分も含めて、とても楽しい時間となりました!

 

参加した方々もジョージアの方々との文化の違いや、慣れないオンライン環境に戸惑う場面もありましたが、ジョージアの皆さんが「ひっつみ」をおいしそうに食べている姿を見て、その笑顔に自然と笑みがこぼれていました😊

  

同じ料理を一緒に味わい「おいしい!」という気持ちを共有できるってとっても幸せなことですよね🍀

 

素晴らしい機会を企画してくださった太田さん、ジョージアのみなさん、そしてご協力いただいた地域のみなさんや「朝日のあたる家」のみなさん、本当にありがとうございました!

 

このご縁がこれからも続き、さらに広がっていきますように🌈✨